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[2005.04.05]
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ディスクサイズジャーナリング
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▼PC Drive Reaches 500GB(PCWorld.com)【英語】
http://www.pcworld.com/news/article/0,aid,120102,00.asp
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quote:日立社の新しいデスクスター7K500は,容量が500GBに到達する最初のハードディスクドライブになる。音楽や映像の保管のためにより大きい容量が求められているため,新しい垂直記録方式(別ページ参照)を取り入れている。インターフェイスはシリアルATAとシリアルATA2で,新しいマザーボードやアダプタは必要ない。500GBのドライブは今年第2四半期に出荷予定だ。また,ドライブ容量は2006年後半までに1TBに達することになるだろう。
現在,手軽に買える金額(〜2万円ぐらい)の内蔵ハードディスクは,200〜300GBくらい。400GBだと3万円オーバーという感じだろうか。垂直記録によって容量の加速が進み,ワンディスクでのTB(テラバイト)化がもうみえている。垂直記録による容量の拡大は,2010年ぐらいまで進むらしく,なんに使うかは置いといて,とにかく大きくていけないものはない。
閑話休題。ハードディスクの話をきくと,人間ひとりはどれくらいの容量だろうかといつも思う。だがよくよく考えれば,世界でいちばんの物知りの脳味噌でもグーグルのキャッシュディスクの1%を大きく下回る記録しかないだろう。で,自分のことを考えて,頭の中にあるすべての記憶を,文字も音楽も映像も全部全部ファイル化していくと,もしかしたらDVD-R1枚程度に収まるのではないかとガックリと落ち込む。そこでふと,昨晩観た夢の映像を思い出す。あれらも全部含めれば,もうちょっとディスク容量が多いことにならないだろうか?
だが夢の映像がどこから出てきたのかは不明だ。必ずどこかで観た光景の記憶だけでない気もするし,ストーリーについては奇想天外だ。夢は記憶を消去する作用を持つ,と云う説を唱えたのはノーベル賞学者のフランシス・クリック氏だった。さまざまなことを記憶していくうちに,記憶に混乱や間違いが生じる,それを消去するために夢としてランダムに想起し,消去する。ランダムだから,観たこともない風景だし奇想天外になる。その説に乗って,夢は記憶修復の一手段でしかないとしても(マックOS Xユーザーなら,HFS+のジャーナリング機能と考えるのが適切かも),おや? 夢にランダムに表れてくるものもすべて一度は記憶されていたとなると,もうちょっとディスク容量があるって考えてもいいのかな。一度も観られたことがないグーグルのキャッシュだって,きっとあるだろうし。
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